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広さは1275平方メートルで心字池を中心に穿ち築山を配し、小規模ではあるが池泉回遊式になっており、江戸中期、京都より遠州流庭師を招き構築された。
剛毅・繊細両面をうまく組み合わせた配置で、築山に枯滝、州浜に石灯籠、北側に井戸囲い、座敷側には手水鉢を設けるなど巧みに見せ場を作り出している。また、渡邉家が廻船業を営んでいた影響もあり、石材の多くは小豆島・紀州・京都鞍馬山等関西方面のものが使用されている。
庭園に面した大座敷(書院造)では米沢藩などの重臣や文人墨客・明治の貴顕者がこの庭を目出風流を感じた事だろう。
この庭園は昭和38年10月11日に国の名勝に指定された。
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